子育てとお金のこと

育休手当って、いつ・いくらもらえる?得するもらい方は?

こんにちは、さきです。

今回は、「育児休業給付金」(育休手当)についてです。

育休手当をできるだけ多くもらうには、

「育休前6か月の月額賃金」が多い事が重要です。

私は産休前に、あまり制度を理解していなかったので、

実際には、損してしまった事がいくつもありました。

賢く公的制度を使って、

不安や心配を少しでも取り除いていきましょう!

こんな人におすすめ
  • 現在、妊娠中の方
  • 育休手当がいつ・いくらもらえるか知りたい方
  • 少しでも多く育休手当をもらいたい方

育児休業給付金(育休手当)とは

「育児休業給付金」は、

育児休業中の方が、お金をもらえる制度です。

お子さんが1歳の誕生日の前日

(要件が当てはまり、申請すれば最大2歳まで)まで、

もらうことができます。

育休手当はどんな人がもらえる?誰からもらえるの?

育休手当の支給要件・支給対象者

育休手当の支給要件は以下の通りです。

  1. 雇用保険に加入している方
  2. 育休開始前の2年間に、賃金支払い基礎日数11日以上ある月が12か月以上ある
  3. 育休中は月に10日以上働いてはいけない。
  4. 休業開始時の賃金に比べて8割未満の賃金で雇用されている

条件に当てはまれば、

正社員だけでなく、

派遣、契約社員、パートやアルバイト方も対象です。

  • 同一企業で1年以上続けて働いている方
  • 1歳6か月までの間に、契約が切れる事が明らかでない方
  • 休業終了後は職場に復帰する事が予定されている方

である必要がありますので、ご注意を。

誰からお金は支給される?

企業勤めの方 ⇒ 雇用保険から支給

公務員の方 ⇒ 共済から支給

よく勘違いしている方がいますが、

会社から支給されるわけではありません!

 

また、自営業、フリーランス・個人事業主の方は

もらう事はできませんのでご注意を。

育休手当の計算方法

1か月に受け取れる金額は、

育児休業開始時賃金日額×支払日数×67%

(育児休業の開始から6か月経過後は50%)

となります。

※育休取得の促進の一環として、

将来的に80%になるかもしれない

と政府で検討されているようですね。

育休手当の支給例

例えば、

直近の6か月の月平均が20万円であれば、

20万の67% ⇒ 13万4000円

6か月後からは、

20万円の50% ⇒ 10万円 となります。

 

実際の詳しい計算は、こちらを参考にすると自動で計算できますよ!

育休中は社会保険料が免除になる?

育休手当って少ないなと感じるかもしれませんが、

実は、育休中は社会保険料

(厚生年金・健康保険・雇用保険料)が免除になります。

 

また、免除期間は、将来の年金額が減るわけではなく、

保険料を納めた期間として扱われます。

 

また、「育休手当は、給与ではない」為、非課税なので、

所得税や住民税も掛かりません

 

※住民税は一年のタイムラグがあるので、

前年度分は支払う必要がありますが、

復帰後は、前年の育休中分は支払いがナシになります。

 

なので、復帰2年目あたりから、

時短勤務で給料が激減、

さらには、住民税の請求が来る、

保育園料を支払う。

お金が手元にほとんど残らない!?となるかもしれませんね。汗

注意①育休手当には上限がある

育児休業給付金には、上限があります。

上限の額面月額給与は「447,300円」までとなっています。

上限金額を超えてしまう方は、447,300円の67%、50%分しか

育休手当は給付されませんので、

生活水準が変わってしまう可能性がありますので、

注意が必要です。

 

私の給料は、上限にはほど遠いので、

心配はなさそうです(笑)

注意②支給日は2ヶ月に1回!

支給は2か月に1回です

(申請すれば月1回に変更もできるそうです)

 

初回の振込は、出産から約4~5か月後になります。

 

実際に、私は12月末出産をして、

翌年4月末までに振り込みになりました。

 

お金がなかなか振込されない!生活費が足りない!

とならないように、

しっかりと計画をしておく必要ですね。

育休手当を多くもらえる人は?多くもらうには?

やはり、仕事ができなくなり子供を育てていくので、

少しでも多くお金をもらいたいですよね。

 

それには、「育休前6か月の月額賃金」が多い事が重要です。

どんな方が多くもらえ、また注意点などもご説明します。

損しない為に、得する方を見ていきましょう。

育休手当は、年俸制と月給制ではもらえる金額が違う?

育休手当は、年棒制と月給制では同じ年収でも、

もらえる育休手当の金額が違います!

 

年棒制:ボーナスがなしで、月給が高い。

月給制:月給は低いが、ボーナスがある。

 

育休手当の計算には、残業代は含まれますが、

ボーナスは含まれません。

 

同じ年収であれば、月給の多い年棒制の方が、

多く育休手当をもらえる事になります。

 

実際に、派遣で働く私の姉妹は、

年収は私よりすこし少ないですが、

ボーナスがない分、月額が私より多い為、

育休手当は私より多いです。

 

もちろん、給料が多くて上限マックスの方であれば、

年俸制も月給制でも同じですけどね!

企業型確定拠出年金に加入してる方は要注意!

最近は、

「選択制の企業型確定拠出年金」に加入してる人も

多いのではないでしょうか。

 

企業型確定拠出年金は、

社会保険料の節税ができてお得ですが、

賃金給与とみなされない為、

育休手当で計算のもととなる月額賃金が少ない

と判断されてしまいます。

賃金を多くしておく必要があるのに、

少ない人とみなされてしまうので注意です!

 

その結果、育休手当も少なくなってしまいます。

 

その為、

休業開始前の6か月間は、

企業型確定拠出年金の掛け金を減らしておく事

をおすすすめします。

 

また、確定拠出年金を続けたい方は、

復帰後に掛け金を変更するのを忘れずに。

私は産休後にこの事実を知り、

月27000円分の掛け金が給与と見なされず、

育休手当も減ってしまいました…

要注意です!!

ちなみに、強制の企業型年金や、個人型確定拠出年金は、

この場合に当てはまらないそうです。

産休前は残業をして給料をあげておく

育休前6か月に残業をして、

残業代を稼ぐなどの給与をあげておくのも一つの方法です。

 

しかし、

私も残業して給料増やしておこう!という予定でしたが、

実際には、つわりや、お腹が大きく苦しくて、

わずかな残業代を稼ぐよりは、

一分でも早く帰りたいという気持ちになり、

残業はかなり少なかったです。

 

お金も大事ですが、

自分と赤ちゃんの体調を第一優先にしましょう。

時短であれば、時短→フルタイムに変更

第二子、第三子の出産後予定の方で、

時短勤務の方であれば、

休業前6か月間は、

時短の時間を短縮したり、フルタイムに変更するの一つの方法です。

 

実際に、私の同僚でも

休業前だけ時短からフルタイムに変更する方はいましたので、

可能であれば参考にしてみて下さい。

まとめ

妊娠、出産、子育てとお金が掛かる事が

本当にたくさんあります。

また、育休中は働いていた時より収入が減り、

お金の心配事が増えるかもしれません。

 

いつ、どのくらいのお金が支給されるのか

事前に把握しておくと、

今後の生活の計画が立てやすくなります。

 

是非、これから産休に入る方は、

制度をきちんと理解して、上手に使いこなしましょう。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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きき
「賢く、楽しく生きる!」をモットーに✓子育て✓家計管理・投資✓暮らしについて、30代夫婦の悩みやアイディアを発信中。旅行・直売所・おうち時間大好きママ。